研究・実践委員会〈この指とまれプロジェクト2016〉のご案内

日本国際理解教育学会の研究・実践委員会では、会員の皆様の参画を通した研究及び実践の一層の活性化を目指し、2016年度より、共通テーマ「国際理解教育における理念と方法を問い直す」のもとで、下記の3本の「この指とまれプロジェクト」をスタートさせます。いずれも現代の教育問題のフロンティアへといざなうトピックです。ふるってご参加下さい。

グローバル時代の市民像を問う

近年、道徳の教科化、グローバル人材の育成、18歳選挙権導入にともなう主権者教育の実施など数々のトピックが、政策課題としてやつぎばやに浮上してきました。ユネスコもGCEDを提唱するなかで、国際理解教育はいま、さまざまな市民像がダイナミックに交錯する事態に直面しつつあります。この事態を受けて本委員会では、政治経済の動向や国内外の思想状況の分析から“市民性の現在”の解明に取り組むことにより、改めて国際理解教育の理念を問い直します。

難民問題から国際理解教育を問う

シリア難民問題が世界的なレベルでの大きな社会問題になる中で、平和・共生をめざす国際理解教育は、この問題をどう捉え、どう扱うのかが問われています。難民を生む社会構造の問題、難民にとっての生活・教育上の問題、難民を受け入れる国・地域が抱える問題など、切り口は多様ですが、改めて日本国内でのインドシナ難民・ミャンマー難民などのこれまでを踏まえつつ、難民と教育の関連を問い、これからの国際理解教育を問いたいと思います。

SDGs時代の水・気候変動教育を問う

人間、そして、地球上のすべての動植物が生きる上で絶対に必要な「水」。しかし、「水」は地域や国によって様々な課題を抱えており、気候変動(地球温暖化)にも大きくかかわる問題です。また、水問題はSDGs(サスティナブル開発目標)時代の国際理解教育への大きな課題となってきています。本プロジェクトは、現在、注目されている水・気候変動教育を問い、子ども・若者たちが大陸を越えて学び合い、問題解決に向けた具体的な活動を通して協同活動や交流を生み出すことを目的とする活動です。

〈プロジェクトへの参加方法〉
参加希望のプロジェクト名、お名前、ご所属、連絡先(メールアドレス)を明記の上、下記の各プロジェクト代表者に参加希望の旨をお知らせ下さい。

・グローバル時代の市民像を問う:渡部淳 jun-w★ar.ejnet.ne.jp
・難民問題から国際理解教育を問う:山西優二 yyuji★waseda.jp
・SDGs時代の水・気候変動教育を問う:宇土泰寛 uto★sugiyama-u.ac.jp

★を@に変えてください。

>>研究・実践委員会〈この指とまれプロジェクト 2016〉 (PDFファイルへのリンク)

 

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