国際委員会から第3回「ユネスコカフェ」のご案内
2022年10月27日掲載
日本国際理解教育学会 国際委員会は、ユネスコを含む国際機関の最新動向を学会員の皆様と共有とする場として今年度より「ユネスコカフェ」を開催しています。
10月中旬にユネスコ本部から、1974年国際教育勧告(「国際理解、国際協力および国際平和のための教育ならびに人権および基本的自由についての教育に関する勧告」)の改定案(第1草案)が発表されたことを受け、この改定案の学習会を開催したいと考えています。
「第3回ユネスコカフェ」は、1974年国際教育勧告の改定案およびその改定進捗状況に関する予備報告書を皆さんと読み合わせる学習会として、2022年11月19日(土) 15:00からZoomにて開催いたします。
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【第3回ユネスコカフェ】
日時:2022年(令和4年)11月19日(土曜日)15:00~17:00
内容:「『1974年国際教育勧告』改定案・第1草案の学習会」
https://zoom.us/j/96922345009?pwd=bk00a1d1ZzJjVjU4R3AvK3dyUnI0QT09
ミーティングID: 969 2234 5009
パスコード: 353322
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1974年国際教育勧告は、本学会設立の原点となっているもので、その意義は多岐にわたっているものの、冒頭に「まとめて『国際教育』という簡潔な表現を時に用いるときがある」とあり、本学会の英文名称‘Japan Association for International Education’はそれに基づいています。2021年11月の第41回ユネスコ総会において、同勧告の約50年ぶりの改定が決定され、その後加盟国・市民社会から意見を収集してきました(https://www.unesco.org/en/education/1974recommendation)。今回の改訂案は、その意義をGCED, 平和、人権、ESDという4つのテーマにまとめてあり、「国際理解」というキーワードはなくなっているように見えます。(https://unesdoc.unesco.org/ark:/48223/pf0000383055)
1974年国際教育勧告改定案は10月中旬に各加盟国に送られ、各加盟国は改定案への意見を2022年12月回答するよう求められています。それらの意見を反映した第2草案が作られ、2023年5-6月頃の政府間委員会での議論を経て11月の第42回ユネスコ総会に最終案が提出され採択されることが目指されています。本学会にとって重要な意義を持つ1974年国際教育勧告改定のプロセスに参画していくためにも、第1ステップとしてまず第1草案を皆さんと読み合わせて学習したいと考えています。多くのご参加をお待ちしております。
また、これを機会に、国際理解教育に関する、国際動向にご興味のある方は、是非、メールアドレスをご登録ください。
https://forms.gle/JEtcoxbspUHMt4wy6