学会紀要『国際理解教育』23号特集テーマ「アクティブ・ラーニングと国際理解教育」の投稿募集のお知らせ
学会紀要『国際理解教育』23号 特集テーマ「アクティブ・ラーニングと国際理解教育」の投稿募集のお知らせです。一般投稿・特集への投稿、双方とも23号への投稿の締切は9月30日です。会員皆様の積極的な投稿をお待ちしております。(投稿規定等は、学会紀要・添付画像を参照ください)
投稿先は下記(紀要編集委員会の事務局は移転しています。ご注意ください)
紀要編集委員会事務局
〒630-8528 奈良市高畑町
奈良教育大学教職大学院 吉村雅仁研究室内
0742-27-9163
E-mail: yshmr★nara-edu.ac.jp
★を@に変えてください。
<主旨>
アクティブ・ラーニングは、次期学習指導要領の諮問(2014年11月20日)に取り上げられたことを契機に大きな注目を集めるようになっている。その論点整理(2015年8月26日)においても、次期改訂が目指す資質・能力を育むためには、学びの質や深まりが重要であり、課題の発見・解決に向けた主体的・協同的な学びとしてのアクティブ・ラーニングの育成が一つの焦点となっている。一方で、国際理解教育においてはこれまで、アクティブ・ラーニングという用語は使用されてはいないものの、主体的・協同的な学びを重視した教育実践が積み重ねられてきており、さまざまな学習の方法やツールが開発されてきた。しかし、国際理解教育におけるアクティブな学習方法をめぐる概念的な意味づけや枠組み、体系化や構造化、歴史的な展開、実証的な研究、資質・能力の形成、効果の測定、指導や評価のあり方・進め方、教員・ファシリテーターに求められる力量など、そのような学びを理論的・メタ的・包括的に捉える視点をもった研究はこれまで十分に深められてきたとはいえない。アクティブ・ラーニングが今日的課題となったこの期に、これまで蓄積されてきた取り組みや知見を振り返り、国際理解教育におけるアクティブ・ラーニングとは何かを問い直すことは、国際理解教育の方法論を進展させていく上でも意義が大きいと思われる。
そこで、本特集では、国際理解教育におけるアクティブ・ラーニングに焦点をあて、多様な視点から国際理解教育の授業をデザインする際の学習方法のあり方について考察することを目的としたい。