研究・実践委員会「地域の多文化化と国際理解教育」プロジェクト第7回公開研究会のお知らせ

 本プロジェクトでは、地域がより多文化化しゆく現代における国際理解教育のあり方やその意義を探ることを目的として活動してきました。またその前提として国際理解教育において地域の多文化化の現状とその課題をどうように読み解くのか、また、地域の多文化化における実践をどのようにデザインしうるのかなどの問いを立てて議論を進めてきました。
 そして昨年度からは、委員会全体の「国際理解教育の担い手をどうするか」というテーマを受け、本プロジェクトの趣旨にてらし「地域の多文化化に応じる/多文化共生を創り出す教育」として、実践の担い手とその‟育成”について考えてきました。特に地域実践においては実践やその担い手、およびその‟育成”のあり方は実に多様かつ変容的であり、また、それぞれの概念や枠組み自体が問い直される場面もあります。こうした点をふまえつつ、(学習者を対象とした)地域実践、さらには地域実践の担い手‟育成”や共育にかかわる実践に着目して進めています。
 この度、上記のテーマと関連した議論の場をひらくことで意見交換などを活発化させるため、下記の通り、公開研究会の機会を設けさせて頂くこととなりました。ご興味ある方のご参加・ご意見をお待ちしております。

【日時】 2025年 1月 29日 ( 水 ) 19:30 ~ 21:00
オンライン(Zoom)開催 (19:20開場)

地域の共生社会作りに取り組む支援者を支える
~中間支援という観点から考える実践の担い手
発表者: 李 惠珍(イ・ヘジン)さん
(公財)日本国際交流センター、チーフ・プログラム・オフィサー

全国で様々な形で移民・外国人支援が行われている中、移民・外国人支援を専門的かつ持続可能なものにしていくためには人、モノ、資金の確保が求められる。これまで様々な地域で休眠預金等の資金を活用した外国ルーツ青少年とその家族を支援する団体に対する資金的支援や、企業、行政、NPO等のステークホルダーとの連携、組織基盤強化等の伴走支援を実施してきた。それらを通じて見えてきた、持続可能な実践とその担い手の可能性や課題について報告する。

【内容】
● はじめに:プロジェクトの概要と趣旨
● パート1 :プレゼンテーション
● パート2 :ディスカッション
趣旨にてらし、パート1を受けて、フリー・ディスカッション形式で意見交換を行う場を設けます。
※参加人数をふまえ、Zoomのブレイクアウトルーム機能によりグループに分かれて行う可能性もあります。

【参加】
参加費無料
お申込先:https://forms.gle/s5CeEahDoY7EBuhw9
申込締切:1月 28日(火)
※お申込み頂いた方々のメールアドレス(申込時にご記載頂いたもの)にZoomのアクセス用URLなどを含むご案内メールを開始までにお送りいたします。

【お問い合わせ】
yt.nagumo.edw@gmail.com
南雲勇多(奈良教育大学)

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