8月8日開催|「社会変容と身体性」プロジェクト 第3回公開研究会のご案内
研究・実践委員会「社会変容と身体性」プロジェクト 第3回公開研究会(オンライン)
ことばの学びと市民性形成―Change agentを育むために―
今回は、細川英雄先生、永田佳之先生のお二人をゲストに、社会的行為主体、change agentを育むためのことばの教育について考えたいと思います。スキルや正解、流暢さが求められがちな現場において、社会的行為主体を育むことは可能なのか、言語教育の果たす役割や可能性とは何か。国語教育・日本語教育・外国語教育・継承語教育をはじめ、国際理解教育やことばに関心を持つ方々、ぜひご参加ください。
ゲスト:
細川英雄先生(早稲田大学名誉教授・言語文化教育研究学会ALCE代表理事)
細川先生は、日本語教育をご専門とされています。市民性形成・複言語複文化主義といった視点から、母語・第二言語・外国語の別を超えたことばによる市民性形成をめざす言語教育を再構想する必要性を論じていらっしゃいます。学習者も教師も、スキルや流暢さが目的化しがちな言語教育において、社会的行為主体を育むための教育を実現するためには何が必要なのか、お伺いします。
永田佳之先生(聖心女子大学教授・日本国際理解教育学会副会長)
永田先生は、国際理解教育やESDをご専門とされています。このたび、中学校国語教科書のSDGs単元に、ユネスコの「学習の4本柱」を取り入れることを提唱して実現されました。とかく浅薄になりがちなSDGsの学習を深い次元で捉え直すためです。単に単元として取り入れるのではなく、3年間の学びにユネスコの思想や、SDGsを散りばめることが持つ意味や背景、目的、また教科書がどのように活用されることを期待しているのかなどをお伺いします。また、Education for 2030や社会的情動的学習との関連についてもお伺いします。
日時: 2020年8月8日(土)13:30-15:30
*ZOOMを用いての開催となります。
開催2日前に、お申し込みいただいた方にログイン情報を配信いたします。
定員: 30名程度(参加無料)・事前申し込み制
*以下のリンク先より、申し込みフォームにてお申し込みください。
https://forms.gle/vpTgozRwPapSD1cKA