国際委員会から第9回「ユネスコカフェ」のご案内

日本国際理解教育学会 国際委員会は、ユネスコを含む国際機関の最新動向を学会員の皆様と共有とする場として今年度より「ユネスコカフェ」を開催しています。

第9回ユネスコカフェは、2023年6月6日から8日にかけてドイツの首都ベルリンで開催された「ベルリン・ユネスコスクール国際会議2023」(UNESCO ASPnet Conference 2023 in Berlin)の報告をさせて頂きます。そこで論議された内容をふまえながら、ユネスコが生んだ最大のネットワークであるユネスコスクール(ASPnet)が現在直面している課題と可能性、そして国際理解教育の新たな展開に向けてユネスコスクールが果たし得る役割について参加者の皆さまと議論したいと考えています。

 「ベルリン・ユネスコスクール国際会議2023 ― 平和で持続可能な未来に向けた国際協働の強化」は、ユネスコ本部とドイツ・ユネスコ国内委員会の共同主催により、世界61ヶ国のユネスコスクール国内コーディネーターが参集して、ベルリンのドイツ外務省で開催されました。ユネスコスクール70周年の記念行事の一つですが、本学会でも大きなテーマになっている「ユネスコ1974年勧告」の改訂版が今年のユネスコ総会で採択されるのを受けて、それをユネスコスクールの学習プログラムにどう反映させていくかについて詳細な議論が行われました。また次世代育成に向けた若者エンパワメントも重要なテーマとなっており、国境を超えてユネスコスクールの活動をつなぐ「ユネスコスクール若者大使」という資格制度の制定に向けた議論も進められました。最後に「ユネスコスクール70周年ベルリン宣言」が採択されました。この宣言で発せられた、国際対立と分断が進む情勢の中でユネスコスクールという枠組みを活用して変容的教育の国際協働をどう復権させてゆけるのかという切実な問は、世界最大のユネスコスクール加盟校を擁する日本の私たちにとっても看過できない重要な課題だと思います。本学会でもユネスコスクール70周年記念プロジェクトが進められていますが、さまざまな文化圏の人々のユネスコスクールへの期待や課題意識のすり合わせをしていくことは私たちにとっても大事な作業だと思いますので、皆さまの積極的なご参加をお待ち申し上げております。「講演」ではなく「懇談会」です。どうぞふるってご参加下さい。

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【第9回ユネスコカフェ】
日時:2023年(令和5年)7月21日(金曜日)17:00~18:30
内容:「ベルリン・ユネスコスクール国際会議2023から見えてきたこと ― 国際理解教育の復権に向けたユネスコスクールの役割と課題」(話題提供:小林亮)

https://zoom.us/j/95829245837?pwd=NDZlNVFkR2g4ak5NRW4vbXhONjFsUT09

ミーティングID: 958 2924 5837

パスコード: 035491

――――――――――――――――――――――――――――――――――――― あわせて、これを機会に、国際理解教育に関する国際動向にご興味のある方は、是非、メールアドレスをご登録ください。今後、定期的にイベント案内等をさせて頂きます。
https://forms.gle/JEtcoxbspUHMt4wy6

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